プロの仕事


NHK教育番組に「いないいないばぁ」というのがある。幼稚園入園前の子ども向けの番組で、毎朝放送している。

毎朝、娘と一緒に観ているわけだが、「なんでそんな時間に家にいるのだ?」と聞かれても、「そういう会社(出社が10時)だからだ」としか答えようがない。

 

で、その番組で「ブンブンブキューン」という歌が流れている。ワンワンと女の子がブンブン腕を振り回して踊っている。

作詞:三浦徳子、作曲:つんく、振付:ラッキィ池田で作られたらしい。

 

正直言うと、初めて聞いたときの感想は、「なんじゃこりゃ。まったく意味が分からん。これじゃ、娘が暴れる。」である。

娘は、テレビを観ていても興味のない場面になると、他の遊び(室内のランニング)を始めるので、大変なのである。

 

なんとなく歌詞を聞き取れば、分からんでもないものであるが、そもそも娘はまだ言葉が分からない。

問題は、曲と踊りである。

曲は、「あぁ、つんくね。」というような、つんくテイストのもので、まぁ、そういう曲だ。

で、振り付けは、「え、ラッキィ池田?」と、まさか彼がこのテの子ども番組をやっていることを知らない私でも想像できたくらいにラッキィ池田テイストであった。

で、もう一度繰り返すが、「これは、1歳ちょっとの子どもにはアカンやろ。」というのが、私の感想であった。

 

ところがだ、最初の日は目を丸くしてテレビを観ていた娘が、数日後には、大喜びで一緒に踊りだしたのである。

録画しておいて、ちょっとでも機嫌が悪くなると、コイツを見せてやる。すると、彼らにノーベル平和賞を与えたくなるくらいに、家庭が平和になる。

 

で、無理やり教訓を引き出すようで恐縮だが、“プロには、プロとしての仕事がある”ということをしみじみと感じたのである。

素人が、感覚で「アカンやろ。」と言うのは簡単だが、“プロの仕事”を目の前に突きつけられると、素直に感嘆するしかないのである。

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谷中

システム開発チームと検証チームのマネージャー。 「疎結合 小さなクラス 分業制」 を裏スローガンとし、これが実現できてこそ、幸せな開発者人生を過ごせるという確信のもと、上流から設計まで口を挟んだり挟まなかったりしています。

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