テストとは、ペルソナを満足させる工程である

本日のLOGOSWAREチャンネルに出演しました谷中です。
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放送の録画

放送では、「LWのテスト手法」として、
・シナリオテスト
・網羅テスト
を説明しました。

その中で、「ペルソナに対してシナリオを作成する」と述べました。
ロゴスウェアのテストとして最も重視しており、さらに継続的に進化させたい点ですので、補足します。

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「ペルソナ」とは、製品の顧客として想定する架空のユーザ像です。
私たちが考える“テストのあるべき姿”とは、「ペルソナ」を満足させられるかを評価することです。
一般的なテスト工程の管理ツールにあるような、“バグ発生件数と修正件数の成長曲線を見る”ような方法は採用していません。別の機会に紹介すると思いますが、「バグがなければ良い製品である」とは、根本的に思っていない・・・からです。
その代わりに、「ペルソナ-シナリオ」を重要視しています。

私は、「時間的余裕がないのに、大量のコンテンツを作成しなければならない担当者」を常に想定します。
このペルソナは、“何らかのエラーが画面に表示されたら絶望的な気分になる”ことは容易に想像できます。
このような絶望的な状況でペルソナが必要とするのは「懇切丁寧なエラーの説明」ではありません。「次に、何をすれば良いのか」を具体的に説明したメッセージです。
“バグ件数ゼロ”という基準では、「アラートが出たからOK」という判断になる可能性があります。
私たちが「ペルソナ-シナリオ」を重要視している理由はここにあります。

目に見える現象ではなく、その意味を検証するのが、私たちが採用している手法です。

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「ペルソナ」は、当初はその名の通り“架空”の存在です。
しかし、お客様の声を聞けば聞くほど、そのペルソナに反映されて、“実在性”が増すと考えています。

ロゴスウェアのテスト工程も「お客様に真摯に向き合う」に真正面から取り組んでいる点をご紹介させていただきました。

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ロゴスウェア

ロゴスウェア株式会社は、インターネットや情報技術を使って学習に革新的進化をもたらす製品を開発することを目標に、2001年7月に設立されたテクノロジー系ベンチャー企業です。

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