正しい解決策を実行する


【おとぎ話 1】
あなたは公園にいます。汚れた手を洗うために水道に来ました。
水がチョロチョロしか出ないため、思うように洗えません。
そこに管理人さんが来たので事情を説明しました。
そしたら
「水流は仕様だから、洗えるまで頑張ってください。」
「自分で手をこするなり、運用でカバーしてください。」
「元栓があるくらい知っているでしょ。設定くらいは自分で変えてください。」
「公園の地図をみたら水道はあっちにもあることが書いてあります。」
と言われました。

【おとぎ話 2】
公園の管理人さんが事務室に戻って、先の対応を反省しました。
そこで、次の対策をしました。
・「この水道で手を洗う標準所用時間は5分です」という張り紙を作った
・「上手な手の洗い方」をマニュアルに書いた
・「元栓の場所」を示した
・「公園の地図」の汎用版を作って、目につく場所のあちこちに置いた
管理人は、十分すぎるほどの対策をして満足しました。

【おとぎ話 3】
利用者の苦情が運営当局に伝わり、対策チームが公園に来ました。
「私は4つの対策を実行しました。」
「しかし、問題の本質は水流が弱いことでは?」
「元栓を開けるには、専用の工具が必要なのです」
「では、それを使えばいいのでは?」
「まず、工具の点検をしなければなりませんし・・・」
「他には?」
「工具云々より先に、最適な水流を決定する必要があると思いますが」
「それにはどれくらい時間が必要ですか?」
「そんなことはわかりません。やってみないと。だから、できる対策を既に4つもやったのです。」

・・・結局、対策チームの一人が、水道の元栓をグイッとひねって帰っていきました。

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谷中

システム開発チームと検証チームのマネージャー。 「疎結合 小さなクラス 分業制」 を裏スローガンとし、これが実現できてこそ、幸せな開発者人生を過ごせるという確信のもと、上流から設計まで口を挟んだり挟まなかったりしています。

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