プロダクトデザイングループ 2012年まとめ


こんにちは、プロダクトデザイングループ(PDG)・ディレクターのヤマダです。
今日は今年いちばんの寒さのようで、朝からヒャド系とバギ系を同時に食らったようなダメージに苦しんでおります、とか言ってないでめずらしく今年一年のPDGのお仕事を振り返ってみたりなどしようと思います。

お客様とのお仕事

平成24年度版中学校英語デジタル教科書

昨年の国語教科書に続き、今年は英語のデジタル教科書を作成致しました。

FLIPPERをベースにカスタマイズを行い、テストやメディアライブラリを追加しています。FLIPPERは昔から本の表示部分(レンダリングコンポーネント)と制御部分(スキン)が完全に別のプログラムで動いているため、制御部分だけをカスタマイズする事で、かなり思い切ったカスタマイズが出来るようになっています。
自社開発ならではの柔軟さを生かした案件ですね。

EVERES(エベレス)

ベネッセコーポレーション様が提供する、オンライン塾サービス「EVERES」の「ライブ授業」部分を担当しました。
GigaCastをベースにカスタマイズを行い、大幅なコストダウンと安定した運用を同時に実現しています。
中学生向けのサービスという事もあり、こちらの予想を超えるチャットの書き込み(あいさつチャットが弾幕のようです)と、その処理方法に苦心しましたが、講師操作のリアルタイム処理部分に Flash Media Server を、負荷分散に CDN を用いることで、大量のトラフィックに耐えるシステムに仕上がっています。

また、「理解度チェックテスト」には、クイズ&テスト作成ソフト「THiNQ Maker」が採用されています。

Video DataBase System モバイル版

国立科学博物館様向けに開発した「Video DataBase System」にモバイル版を追加しました。
取材先等でのデータベース登録を目的としたもので、例えば海岸に打ち上げられたクジラをその場で撮影し、緯度・経度情報や天候と共に登録したり、検索時には地図上から探すような使い方を想定しています。
国立科学博物館様は、過去に「恐竜はどんな色?」や「ミクストリアリティ進化ゲーム」もご依頼頂いており、受注開発というよりは、一緒に研究をさせて頂いているというスタンスで、こちらから色々と提案させて頂ける所が魅力です。

アプリケーションの開発には、iOS と Android 用に出力可能な Adobe AIR を用いて開発しています。
限られたリソースでクロスプラットフォーム化を簡単に行えるため、ActionScript を使える人が多い PDG では重宝しています。

新製品開発

Libra Square リリース

デジタルドキュメント管理システムの「Libra SQUARE」をリリースしました。

高速な全文検索、コンテンツ管理を行うだけでなく、将来的なロゴスウェア製品のWEBプラットフォームとしての機能を盛り込んでいます。
今回からサーバーサイドを Python と Django を用いて開発したのも大きな分岐点になりました。PDGは今後Python中心、場合によってはPHPというスタンスで開発を進めていく予定です。

FLIPPER U リリース

PDGが総力をあげて1年以上かじりついていた「FLIPPER U」をリリースしました。
「総力をあげて」というのには訳があって、FLIPPER U はロゴスウェア製品の新しいプラットフォームとしての機能が数多く組み込まれています。
見た目の大幅な変更だけでなく、コンテンツ管理方法の再構築、データフォーマットの統一、ライセンス認証システムの刷新と、「FLIPPER 3」とは全く違う製品としてリリースしました。
今後、他の製品でも同様のUXを提供するための厳しい禊(みそぎ)を終えたと言えましょう。

ちなみに、FLIPPER U の「U」は、弊社社長の名前「優」を元に決めた訳ではありませんよ。

GigaCast Cloud サービス開始

Amazon Web Service を用いた GigaCast のサービスを開始しました。ロゴスウェアとしては初めてのAWSを使ったサービスです。AWSのAPIを用い、GigaCastインスタンスの立ち上げなどを自動化しています。
これを期に、今後も他の製品でも少しずつAWSを使ったサービスを展開する予定です。今年開発したアレやコレもそのうち(略)

と、このように今年もたくさんのお客様に恵まれて、楽しく仕事を進める事ができました。
大変有り難い事でございます。

ところでワタクシ、今年の4月より筑波大学にてプロダクトデザインの先生をやっております。情報コースではなくて、芸術コースです。
PDGでは、一般的なソフトウェア開発とはちょっと違う、プロダクトデザインとしてのアプローチが製品に生かされるよう、デザインとプログラミングの両方の視点で開発に取り組んでいます。いろいろ欲張って進めておりますので、来年もどうぞご期待ください。

それでは皆様、よいお年を!

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山田

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