メディア教育開発センター 近藤智嗣様 からのご依頼で開発を進めているお絵かきシステム「恐竜はどんな色?」をバージョンアップしました。
従来版は、Web 上の塗り絵ツールで塗り絵をすると、それがデータベースに登録され、専用アプリケーションから 3D 化された恐竜が表示される機能でしたが、これを紙の塗り絵からも可能なようにしました。
■仕組み
恐竜と3つのマーカーが描かれた用紙があります。
用紙に描かれた恐竜に色鉛筆などで色を塗ります。
色を塗った用紙を web カメラで撮影すると、用紙に配置された3箇所のマーカーを認識し、恐竜の模様を取り込みます。
読み込まれた画像は、歪んでいるので、正方形になるように歪みを解消します。歪みを解消する仕組みは、Saqoosha さんの記事を参考にさせて頂きました。
次に、デコボコしたテクスチャと明るいテクスチャを読み込んだ画像に加えます。このようにして、恐竜の模様を生成します。
出来上がった恐竜の模様を3Dオブジェクトへ貼り付けて表示します。
恐竜のイメージが生成されます。
このように生成された恐竜は、塗り絵用紙のマーカーを再利用して AR 表示されます。塗り絵の撮影から、テクスチャ撮影の処理をほぼリアルタイムで行っているので、立体を確認しながら塗り絵をすることができました。
AR 表示には、FLARToolkit を使わせて頂きましたので、オープンソースで公開しています。
ソースコードはこちらにあります。
松原
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