制作や開発で顧客とトラブルになる1つとして、お互いが認識している作業範囲の相違があります。
「え、ここは今回の契約に含まれないんですか?」というものです。
これ、だれが悪いという訳ではなく、人間見えている部分に注意が行きがちで、見えていない部分には注意が行きません。
契約書、見積書には、やることはしっかり書かれてあっても、やらないことは書かれていないため、こうなることもあります。
何か良い情報はないかなーと、経済産業省がまとめている、以下のページを眺めていました。
http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/softseibi/index.html#p02
すると「モデル取引・契約書<追補版>-重要事項説明書(修正履歴)」を見つけました。
http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/softseibi/model_tuiho/model_tuiho_jusetu.pdf
このPDFの1ページ目、この形は使えそう、そう感じました。
全体のフェーズを書いておき、その中で今回の契約に含む、含まないを明示的にしています。
こうすれば、「今回の契約は、保守に関わる部分は含まないということだね」など、明確に分かります。
これを応用すれば顧客との合意や、チーム内での作業範囲の合意など、さまざまなところでミスコミュニケーションを防げそうな気がします。
ロゴスウェア
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