前回は、「Pythonを使ってみようではないか→Pythonは入っているね→じゃ、Djangoだ」という流れでした。
Djangoをインストールして、チュートリアルの最初を体験しました。
そこで、今回はPostgreSQLをインストールします。
1.まずはPostgreSQLのインストール
PythonからPostgreSQLを触らなきゃいけないので、そのためのライブラリもインストールしています。
(わざとらしく、「ポスグレの中にpythonって名前のつくライブラリがあったよな・・・」と検索してみせたりしています。)
$ sudo apt-get install postgresql $ sudo apt-cache search postgresql |grep python $ sudo apt-get install python-psycopg2
2.Fingerのインストール
不要と言えば不要なのですが、PostgreSQLのインストール時に「postgres」というユーザーを作っちゃうみたいです。
そこで「本当に作ったのね」と確認するために、ついインストールしてしまったのがFingerです。
せっかくなので、書いときます。
$ sudo apt-get install finger
で、確かにいました。
$ finger postgres Login: postgres Name: PostgreSQL administrator Directory: /var/lib/postgresql Shell: /bin/bash Never logged in. No mail. No Plan.
3.postgresユーザのパスワード設定
勝手に作られたpostgresユーザですので、パスワードを設定しておきましょう。
$ sudo passwd postgres
4.postgresユーザでPostgreSQLのpostgresユーザのパスワードを設定
「お前は何を言っているのだ?」という表題ですが、こういうことです。
”PostgresSQLのDBのユーザとして初期に存在している「postgres」さんのパスワードを変えましょうね」だけど、そのためにはUbuntuのユーザとして「postgres」さんになっておきましょうね”
$ sudo su - postgres $ psql -c "alter user postgres with password 'postgres'" ALTER ROLE
5.PostgreSQLの初期化
これ大切です。
$ sudo mkdir /var/lib/postgresql/data $ sudo chown -R postgres:postgres /var/lib/postgresql/data $ sudo su - postgres $ /usr/lib/postgresql/9.1/bin/initdb --encoding='UTF-8' -D /var/lib/postgresql/data
6.PostgreSQLの動作確認
まずはDBを作りましょう。
($ sudo su - postgres) $ createdb -U postgres -E UTF8 testdb
作ったDBを確認します。抜けるときには「\q」です。
($ sudo su - postgres) $ psql -U postgres -l \q
DBに接続します。そのままテーブルを作っちゃいましょう。
($ sudo su - postgres) $ psql -d testdb testdb=# CREATE TABLE lunchmenu ( id INTEGER PRIMARY KEY NOT NULL, name TEXT NOT NULL, price REAL NOT NULL CHECK ( price > 0 )); testdb=# \d
続けてデータも流し込んじゃいましょう。
testdb=# BEGIN TRANSACTION; testdb=# INSERT INTO lunchmenu VALUES( 1, 'カレーライス', 700); testdb=# INSERT INTO lunchmenu VALUES( 2, '塩ラーメン', 650 ); testdb=# COMMIT;
確認します。
($ sudo su - postgres) testdb=# select * from lunchmenu; id | name | price ----+--------------+------- 1 | カレーライス | 700 2 | 塩ラーメン | 650 (2 rows)
以上で、ちゃんとPostgreSQLが動くことも確認できました。
今回は以上です。
次回はDjangoのチュートリアルに戻って、DjangoからPostgreSQLを操作してみましょう。
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