重い。
Eclipseの動作が重い。
ある日私は、そのストレスが限界に達し、違う開発環境をもとめネットをさまよっていた。
ネット上では、軽い動作を望むのであれば、Vimを進めている人もいたがちょっと気が進まない。
また周りの社員に聞いてみると「”NetBeans”ってのが早いらしいですよ。」と言っている者がいた。
ふーん、聞いたことも無いが、早いってのはいいな。
さっそく”NetBeans”で検索してみると、幾度のレポートで「Eclipseよりも早い!」
そう書かれている。
これはいけるのでは?
夏の炎天下の下で食べる甘いかき氷のような、そんな淡い期待を持ってNetBeansをインストールしてみる。
たしかに早い。
まず、起動が早い。そして終了も早い。
次に今まで開発していたプロジェクトを読み込んでみる。
が、予想に反して、何の設定もせず、プロジェクトの読み込みをしただけでEclipseで作っていたソースたちをしっかりと読み込んでしまった。
な、なんという予想外。
い、いやまて、まだ安心するな。そうだ、デバッグだ。
私はXdebugを利用してるのだが、早々すんなりと動かないことが多い。Eclipseの時もはじめの頃は苦労して環境を構築した記憶がある。
Xdebugの設定、設定・・・。
これといった設定が見当たらなかったので、Webサーバーのアドレスだけ設定してみたところ・・・。
デバッグが動いてしまった。
すばらしいじゃないか。
私の中で淡い期待が、いつしか確信へと変わっていったころ、あることに気がついた。
フォルダの参照ができていない。
Eclipseでは特定のフォルダをUnixでいうシンボリックリンクのように参照することができる。が、その機能がないらしい。
たったそれだけの機能だが、私の扱うプロジェクトでは非常に重要な機能となる。
私の夢は、夏休みの遠い思い出のように、奥深くのタンスにしまわれたわけだが、多くの人にとってはフォルダ参照機能など必要ないのかもしれない。
Eclipseの動作に重さを感じているのであれば、一度NetBeansを見てみるのも良い選択肢だと思う。
http://ja.netbeans.org/
ロゴスウェア
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