ちょっと古くなるのですが、任天堂の開発コンセプトに「枯れた技術の水平思考」というものがあります。
これは、概略的には、枯れた技術(既に広く利用され、使い古された技術)を利用することで、メリット、デメリットが分かっている分、開発コストを低く抑えることが出来る。
今までになかった使い道を考えることで、新しい商品を考えるということになります。
ソフトウェアの開発も同じです。
開発者は、新しい技術を扱っていた方が楽しかったりするので、新しい技術を追いがちですが、未知のバグが潜んでいたり、その分スペックが要求されたりするので、顧客にとってそれが最適の選択かどうかは別物になります。
最近は、ネットで検索して情報収集することが多いので、枯れた技術やマイナーな技術はほとんどヒットしないので、何かバグっていたりした場合、対応策が全く分かりません。
社員数が少ない会社だったらなおさらです。
要求に見合ったものを実現するために、
適度に枯れた技術と新しい技術を組み合わせることが、
最適なシステムへの道かと思っています。
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taira
Sofrware Engineer.
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