WebエンジニアがStartup Weekend Tsukuba 2016に参加して


2016年5月27・28・29日につくばで開催された、Startup Weekend Tsukuba 2016 に参加してきました。

で、そもそもStartup Weekend(SW)って何?と自分自身も思っておりましたが、簡単に言いますと、自分のアイデアをビジネスとしての形として必要最小限のモデルであるMinimum Viable Product(MVP)を3日間で開発し、評価してもらう。そんなイベントです。

結構いろいろあるのですが、細かく説明するよりも、実際の体験を時系列で共有したほうがよく分かるかなと思いますので書いてみました。


1日目
金曜の夜に筑波大に集合しました。
はじめに、1分間ピッチの簡単な練習をワークショップ形式で実施します。その後、本番のピッチの時間です。その場でアイデアをいきなり考えるのは大変なので、参加される方はWebの情報を元に1分間のピッチを考えておいたほうが良いかと思います。
それぞれのピッチ後、自分が「このアイデアを一緒に実現したい!」と思えるアイデアに投票します。
そして、選ばれた数件のアイデアを元に、チームが結成されます。

チーム内では3つの役割に別れます。
・Designer(デザイナー):絵かきさんではなく、自分たちが考えた価値をMVPとして設計し、ハッカーへ依頼します。
・Hacker(ハッカー):プログラミング屋ではなく、MPVを具体的なモノとして作り、ハスラーへ渡します。もちろん作るものによっては技術力、イラスト力が必要です。とにかく早く、必要な物を形にする、それがハッカーです。
・Hustler(ハスラー):ペテン師では、、、ペテン師ですw。ハッカーが作ったMVPをあたかも本物かのように顧客へ掲示し、フィードバックをもらい、何が良くて、何がマズイのかをデザイナーに渡します。
この3つの役割が連携し、リーン開発を短時間で回すと言う感じです。
これ、リーンスタートアップとか、MVPとか知っている人がチームに1人いるとだいぶ違います。3日後のゴールまでに何を行っていくべきか明確になりますので。

1日目はリーダーが考えている顧客が抱える課題、自分はそれを解決して、こんな未来を作りたいんだ!という想いを共有し帰宅します。22:00頃に終了しました。


2日目
朝10時からスタートします。
この日は仮説検討とビジネスモデルの設計が中心となります。

私が所属したチーム「すたー☆まざーず」は、ハッカー3名を抱える7名チームでバランスが良いチームでした。
学生も2名ほどおりまして、チーム内最高年齢の私は若い力の素晴らしさを目の当たりにしましたw
テーマとして上がったのは「ママのママによるママのためのマネーサポーター」
子育てママが抱える家計の悩みを、家計に詳しいママ(寿退社したフィナンシャルプランナー達)が相談にのって解決するサービスです。

2日目の午後にコーチングタイムがあります。成功と失敗を経験している5名の経営者、起業家、メンターの方々から指導を受けます。
私が所属するロゴスウェアでも、サービス検討時は社長の石神から厳しい視点でズバズバと指摘されているので「あー、ぐっさりと言ってくれるんだろうなー」と理解しており、心の準備はしておりました(苦笑

ありがたいコーチングタイムが終わると、もう夕方です。ぐっさりと指摘された点を再度整理し、課題を明確にします。
ハッカー以外の4人は、それぞれの自分の意見を言いながら精査していきます。とても普通の方々とは思えないようなレベルの高さと真剣さでした。

2日目も22:00に解散となりました。


3日目
この日は9時に集合となりました。Webで依頼したアンケートに多くの方がご回答いただき大変助かりました。
ご協力いただきまして、ありがとうございました。

朝会場へいくと、某機械工学系のハッカーが可愛いロゴマークをPPT1つで完成させており、びっくりました。他のハッカーはチャットアプリのモックを見せてくれたり、ランディングページが完成していたりと、これぞハッカーだと言わんばかりの凄さですw

この日は、11時に実際の顧客が抱える課題は仮説のとおりなのか?を調査することになりました。
チームの仮説では、家計に悩みを抱えるママさんは、興味があれば月額500円くらいならサービスを利用してくれる。ちょっとした家計の悩み解決ならLINEのようなチャットアプリを経由して相談したい需要がある。というものでした。

この日は天気もよく、つくば駅周辺で11名のママさんにインタビューすることができました。
が、私達の仮説は正しくなく、悩み解決に興味があると答えたママさんも、月額では利用したくない。出しても1回2000円かなーという回答でした。
また、LINEのようなチャットアプリではなく、悩みを相談するなら直接話を聞いて欲しいというものでした。
インタビューにご協力頂きましたママさん、ありがとうございました。

お昼すぎに会場へ戻り、インタビューの結果をチームに共有しました。
現在のチームのビジネスモデルでは収益性の部分において、問題があることが理解できました。ただ、夕方の発表までに練り直す時間はなく、結果的には課題を抱えたままの状態でのプレゼンに進むことに。

15時くらいからは、整合性の有るプレゼン資料を作るための統計データ、裏付けをガシガシ調査します。この辺りの正確さ、スピード感も半端ない感じでしたね。

プレゼンタイム
全5チームの5分間プレゼンがスタートしました。
外部からの審査員4名に対してプレゼンし、審査員からの質問に回答いたします。言わば投資家に対するプレゼンですね。
それぞれ熱い思いがあり、どれも素晴らしいアイデアだったと思います。個人的にも「あ、これこれ、こーいうの使いたい」というのが幾つかありまして、プレゼン後には個別にお話をしたりもしましたw

優勝したのは「Cheers!」というスポーツ観戦やアイドルとWeb飲みを行うサービスです。
個人的にはプレゼンを聞いて「あ、ここ優勝だ」と感じました。そのくらい実現性もあるし、市場もあるし、収益性もあるなという感じです。ただ、エンジニア不在とのことで、インフラコストをどのように解決するのか?が課題かなぁと思いました。
私が所属した「すたー☆まざーず」は3位となりました。審査員の方からは課題であった収益モデルをずばり指摘されました(苦笑)


そんなこんなで、あっという間の3日間でした。
エンジニアとしましては、顧客が抱える課題を解決するためのサービス開発という一連のプロセスを、机上の空論ではなく、実践してみる、しかもたったの3日間で。という部分に非常に価値のあるイベントだと思いました。
また、自分たちの考えるサービスを、外部の審査員、いわば投資家の方々にプレゼンを行うという機会も素晴らしいと思います。どんなに良いアイデアがあっても、それがビジネスとして存続可能でなければ、社内でも承認されず、世にも出ません。

ものづくりの部品ではなく、サービス開発として関わりたいエンジニアは、一度参加してみると良いかもしれません。

そして・・・!

ロゴスウェアでは上記のような市場が求める価値を実現していくエンジニアを募集中ですw
以下のURLより確認できますので、ご興味の有る方は御覧ください。
http://corp.logosware.com/recruit/

また、2016年11月に Startup Weekend 世界大会の国内予選がつくば開催とのことです!ご興味の有る方はぜひ!
最後に、参加された皆様方、ご協力頂きました皆様、チームの皆様本当にお疲れ様でした!

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いしかわ

まだまだ広く浅く勉強中のエンジニア。得意分野はラーメン。

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